これからの職能に向けて、建築教育はどうあるべきか

新しい世代の建築家の育成を担っているのは、大学等の建築教育機関です。その中で、特に日本における修士設計のレベルは、過去10年間で格段に上がっています。このセッションでは、修士設計教育において、独自の実践をしている大学関係者が集い、その状況を報告します。
一方、グローバル化と国内の少子高齢化が進行する中で、大学を取り巻く状況や建築教育への期待は変化してきており、それは建築界を取り巻く社会の変化を反映したものといえます。設計教育についても、地域の課題、環境問題や気候変動、デジタルDXなどさまざまな社会の変化の影響を受けています。しかし、建築や教育が人口規模による内需に支えられて繁栄した産業であることを背景として、過去の成功体験に則った旧態依然とした仕組みがまだ色濃く残っているのも現実です。建築教育の国際化を前提として、在学生や修了生のモビリティ増進が加速する中で、アジアの主要国と切磋琢磨しながら、日本の建築教育がその強みを維持・増進していくために、課題は何なのか。大学教育の現状を広く共有し、社会との接続も含めて、今後の大学教育を考える開かれた場にします。
登壇者

岩元真明
九州大学芸術工学研究院准教授

高口洋一
早稲田大学理工学術院教授

田中友章
明治大学理工学部専任教授

寺田真理子
横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院Y-GSA准教授、スタジオ・マネジャー

吉良森子
moriko kira architect/九州大学大学院教授
開催日時/会場
2025/11/8 10:00〜11:30 千葉県文化会館・大練習室
アクセス
メイン会場
千葉県文化会館
〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号
千葉都市モノレール「県庁前駅」より徒歩10分
JR「本千葉駅」より徒歩11分
京成「千葉中央駅」より徒歩20分
バスJR「千葉駅」中央改札(東口)、京成バス7番乗り場より「大学病院」または「南矢作」行き/千葉シティバス6番乗り場「川戸都苑」行きに乗車、「郷土博物館・千葉県文化会館」下車より徒歩2分
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