S08 Innovation

土と水と建築・都市

近年、環境への対応は、建築や都市を設計するうえで不可欠な前提条件となっています。これまで「環境建築」をめぐっては、気候やエネルギー効率など多様な視点から議論が重ねられてきましたが、本セッションではあえて「土」と「水」に焦点を当て、環境建築のこれからを探ります。
建築や都市を自然環境—すなわち生態系—の一部として捉えなおすとき、土壌や水といった基盤への理解と想像力が重要です。土壌は生物多様性や災害への対応に直結する環境資源であり、水は人々の暮らしと都市構造をかたちづくってきた原動力でもあります。しかしながら、これらは建築の議論で十分に扱われてきたとは言えません。
本企画では、こうした視点を共有する建築家、都市研究者、土壌学者、技術者など多分野の登壇者を招き、それぞれの実践や研究を通じて、建築が「土」や「水」といかに関わりうるか、そしてそれが都市環境とどう接続しうるかを考察します。また、国内外の先進的な取り組みを通じて、日本における環境建築の今後の展望についても議論を深めます。

登壇者

楠見晴重(関西大学特命教授)

藤井一至(福島国際研究教育機構上級研究員)

山﨑祐二(竹中工務店)

川島範久(川島範久建築設計事務所/明治大学准教授)

常山未央(mnm)

開催日時/会場

2025/11/7 14:10〜15:40 千葉県文化会館・小ホール

アクセス

メイン会場

千葉県文化会館

〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号

千葉都市モノレール「県庁前駅」より徒歩10分

JR「本千葉駅」より徒歩11分

京成「千葉中央駅」より徒歩20分

バスJR「千葉駅」中央改札(東口)、京成バス7番乗り場より「大学病院」または「南矢作」行き/千葉シティバス6番乗り場「川戸都苑」行きに乗車、「郷土博物館・千葉県文化会館」下車より徒歩2分

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