建築文化に触れる「醤油のまち 野田の記憶と記録」講演・見学会

千葉県内には明治初めから、第二次大戦前にいたるまでに建てられた公共施設、商工業施設、交通施設、その他住宅など多数の近代建造物が存在しています。これら近代建造物は、千葉県の近代化の過程を目に見える形で示す貴重な文化財です。しかし、千葉県は首都圏にあるため変化も激しく、残っているものは少ないものの、それでもまだかなりの近代建造物が現存しています。特に、ここ野田の地に残る近現代洋風建築は、まちの中心部にあってモニュメンタルな建物であり、重要な建造物です。
今回取り上げる建物はいずれも登録有形文化財や近代化産業遺産に認定され、保存利活用されている建物です。中には和風建築もありますが、その多くは近代になってから建設されたものです。特に野田市市民会館(旧茂木佐平治家住宅主屋・茶室・庭園)は当時の富豪層である醸造家の生活ぶりをうかがい知ることができる空間で、近代の木造建築の遺産です。
そこで、野田のまちを代表する建物の設計者である大森茂(興風会館)と山田守(野田市郷土博物館)をとりあげ、市民が都市に対して持つ自負と愛着を抱くシビックブライドの普及と、「醤油のまち 野田の記憶と記録」について考えます。「心の拠り所」や「想い出の場所」、さらには「守りたい建物」等について日々の活動の中から建築に対する愛着が生まれ、建築保存へと繋がることを期待します。
開催日時/会場
日時:2025年10月18日[土]
会場:興風会館(野田市野田250)他
日程
第1部 9:15〜11:30(受付9:15〜9:30)
講演1 昭和の建物に魅せられて(明里/千葉県を愛する郷土史家)
講演2 建築家・大森茂と興風会館について(藤木竜也/千葉工業大学教授)
見学1 興風会館
第2部 13:20〜17:00(受付13:20〜13:30)
講演3 建築家・山田守と野田市郷土博物館について(大宮司勝弘/大宮司建築設計事務所)
講演4 野田の歴史的建築物について(江口敏彦/全国工業高等学校長協会事務局次長)
見学2 千秋社(旧野田商誘銀行)、野田市立中央小学校 ※外観のみ
見学3 野田市郷土博物館、野田市市民会館(旧茂木佐平治邸)
参加申し込み
参加ご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/1q34DdGdiALhHyO2BGArLtQgULwTDCoU5wCzA79FzTz4/edit

